哀愁の「スズキ ユーディ・ミニ」…

 次男が転勤で遠方に引っ越すことになりました。

 知り合いもない、私たち家族にとっては未知の街でしたので、引っ越しに合わせて行って来ました。

 生まれ育った地域とは、気候が全く違い、道端はまだかなりの雪が残っていました。

 荷物をそれぞれの部屋に納め、カーテンをかけながら、ふと部屋の窓を開けると、隣の家の庭に一台の黄色いミニバイクが置かれているのを見つけました。

 ‘80年代のバイクブームを知る私には、それがすぐに「スズキのユーディ・ミニ」であることがわかりました。

 シートは破れ、あちこち錆びていましたが、原型はしっかりとどめていました。

 ホンダの「ロードパル」に始まるミニバイクは、その後のスクーターブームに押され、いつしか消えてしまいましたが、いわゆる「ママチャリ」にとって代わり、一大ブームになっていたことを思い出します。

 またホンダの「カレン」に乗っていた学生時代の後輩が「乗りやすいですよ〜チャリよりも断然楽ですよ。」と言っていたことも思い出しました。

 ちなみに「ユーディ・ミニ」のCMキャラクターは森昌子さんで、キャッチコピーが「昌子のバイク」でした。懐かしいですね。