バイクのナンバーのことで、もう一つ思い出したことがあります。
学生時代MTX50を買おうと決め、カタログを見ながら友人と話をしていると、1年上の先輩が来て「うん?何の話しとるん?ほお、バイクか。そんなにいいもんなんかい?」と話に加わりました。
オフロードタイプなので、山道も入って行ける話をすると「うんうん、そりゃええな。」と興味津々でした。なぜならその先輩は筋金入りの山岳部員で、山登りをこよなく愛していることで有名だったのです。
数日後、その先輩と一緒にバイク店へ現車を見に行くことになりました。
またがってみたり、タイヤに触ってみたり、かなりお気に召した様子でした。
とりあえずカタログを受け取って帰りましたが、帰る道すがらその先輩は「う~ん・・・」と言い続けていました。
私が現車を見てどうだったか尋ねると、「どうしてくれるんや!めちゃめちゃほしくなったやないかい!」と笑いながら突っ込んできたので、「さすが関西出身!」と思いました。
結局一週間後、いつ契約したのか、私と同じ納車日に色違いの先輩のMTX50も納車されました。ナンバープレートは1番違いで、私は「・173」、先輩が「・174」でした。
ここでも関西人らしいツッコミがありました。
「ナンバーの数字は・・・ほう173でひ・と・な・み・やな。まあいい数字やないか?
わしの方見てみぃ!174で、ひ・と・で・な・し・やないかい!」と笑いながら突っ込んでくるので、私もつられて笑ってしまいました。
ちなみに登山用のリュックを背負った、赤いMTX50に乗る先輩の姿が、私たちの間で話題になりました。