バイク好きの恩師の思い出…

 先日、「懐かしのバイク」の本を読んでいますと、「ホンダGL400」というバイクが目に留まりました。

 「ツイステッドVツイン」と名付けられた、横置きのVツインエンジンで、重量だけは当時の「ナナハン並」と言われた、バイクです。

エンジンがタンクからはみ出した独特のスタイルが、とても印象的なバイクでした。

 実は学生の頃の恩師が、このバイクを持っていたのですが、200Kgを越える車重を持て余し、数年で手放した話をしてくれました。

 「一度乗ってみたかたったですね」と言うと、「あれは倒したら、1人では起こせないから、君でも大変だったよ」と言われました。

 もう一台初期型の「CB250T=ホーク」も持っていたので、そちらに乗らせてもらいました。

 初めてバイクを買った時から、バイクの話をよくしてくれました。

 またある時、ホルダーにつけていたヘルメットが盗まれた話をすると「無いと困るだろう」と持っていたヘルメットを一つ譲って下さったこともありました。

 今は年賀状のやり取りをするだけになってしまいましたが、12年前の年賀状に「バイクにリターンしたこと」を書きましたら「懐かしいですね。年齢に合わせた安全運転で…」と書いてくれました。😊

 あまり出来の良い学生ではなく、ご迷惑ばかりかけた恩師ですが、バイクという同じ趣味の話ができたあの頃のことは、今も忘れられません。