私がライダーとしてドラマを見る視点

  テレビでは、もちろんバイク関連の番組はよく見ますが、日本のドラマもよく見ます。

 先週から放送が始まった「不適切にもほどがある」というドラマは、番宣や予告などを見聞きしている時から、注目していました。

 主人公の阿部サダヲさんが、ひょんなことから、1986年から現代の2024年にタイムスリップするところから始まるお話です。

 まだ1話しか見ていませんが、昭和の終わりの家電製品やテレビ番組など、設定の一つ一つがとても懐かしく思い出されます。

 また今ならセクハラやパワハラで訴えられてしまうような描写には、少しハラハラする場面もありますが、敢えて「そのような描写を入れている」というテロップが入れるという配慮があるところがいかにも現代という感じです。

 ところで1人のライダーとしてそのドラマを見ていた私は、高校生の女の子が「先輩」と呼んで憧れている若者が、ピカピカの「ホンダCBX400Fインテグラ」に乗って登場し、「俺のバイクはCBX」のようなくだりがあるのを見逃しませんでした。

 その女の子のことが好きなクラスメイトの男の子が、その先輩に決闘を仕掛けるシーンでは、「いきなりCBXを蹴飛ばして倒す」という場面があり、「おいおい!憧れのCBXに何してくれてんねん!」と(なぜか関西弁)つい身を乗り出してしまいました。

 程度の良いものなら、500万とも700万とも言われるCBX400Fのインテグラです。おそらくこのドラマのどんな車輌や小道具の中でも、群を抜いてお金がかかっているのではないでしょうか?

 一緒にドラマを見ていた妻は、その後コテンパンにやられてしまった中学生を見て、「あらら…かわいそうに」と言っていました。私は、(かわいそうなのは、倒されたCBXの方だ!)と心の中で叫んでいました…

  おもしろいドラマですが、この後いつまたCBXが出てくるかも、とても楽しみです。😄