アドレス50を買ったワケ

 外出自粛や緊急事態宣言の中ではありますが、普段から働き過ぎの日本人は、長期の休みくらい出かけたいというのが性なのでしょうか?感染拡大が止まりません。

 北海道も気温が上がらず、バイクで少し走ろうという気にもなれません。

 さて今回は、社会人になって最も安値で購入した、スズキアドレス50 を買ったいきさつのお話です。

 昔からバイクに乗ると、公道から脇に入る側道の先に何があるか気になり、ついつい入って行って、意外に景色のいいところに出たり、何もなく行き止まりでUターンして帰ってくることもしばしばでした。

 そのような道は途中から砂利道や土の林道になっている事の方が多く、オフロードバイクなら問題なく行けても、ロードバイクでは正直厳しいです。

 でも側道探索の習性は直らず、CBR125R に乗り始めてからも続けていました。

 ある日坂になった林道を走っていると、またまた行き止まりにあたり、いつものようにUターンしようとすると、その場で立ちゴケしてしまい、クラッチレバーを曲げてしまいました。走れないわけではなかったので、そのままバイク店に行きましたが、タイ製のため日本製の部品が合わず、応急修理だけしてもらいました。

 その年のオフシーズンにネットオークションでタイ製の純正部品を手に入れて交換しましたが、バイク店の方には「へぇ、よく手に入ったね。」と感心されました。

 さて側道探索をCBRで行くのはもう懲りたので、軽くて足つきのいい50 cc をセカンドバイクに探すことにしました。

 候補はXR50 モタードかエイプ、XL50Sあたりを探しましたが、2〜30万はするので、とても買えません。

 そのうちヘルメットが入る「メットイン」タイプのスクーターの便利さを特集した記事を読み、急にスクーターが欲しくなりました。

 しかし同じような考えの人が多いらしく、出てもすぐに売れるという話で、なかなか出会えません。

 それから3か月くらいした頃、別のバイク店に行き、安いスクーターが無いかきいてみると店の奥にあるカウルが割れ、傷だらけになった、スズキのアドレスを見せてくれました。「外観はボロいけど、まだまだ走れるよ。きちんと整備もするしどうだい?」と言われ、その場で即決しました。それもそのはず、価格は2.5万円!社会人になってから買ったバイクとしては、最安値の買い物でした。