今まで何台ものバイクとお別れしてきましたが、様々な思い出がよみがえってくる中、「キーを渡し、書類に必要事項を書いて終了」という事務上の手続きがいつも寂しく感じていました。
昨日、3年半にわたって乗ってきた「アドレス50」とお別れしてきました。
リトルカブに乗っていた息子が、普通二輪免許へのステップアップをすることになり、自動車学校へ通い始めました。「いつかCB400SFに乗りたい」と、貯金も始めているようです。
1週間ほど前、最近特にキズや色あせがひどくなっていたアドレスを磨いていると、
息子が来て、「俺、普通二輪免許取ったらカブは乗らなくなると思う。初めて乗ったバイクで思い入れもあるし、正直売りたくないんだ。売ってもたいした金額にならないだろうし。お父さんにあげるから、乗らない?だからもう、アドレス手放しなよ。」と言ってくれたのです。
思えば「メットインスペース」の便利さに惹かれ、通勤や地域の見回りなどに重宝したアドレスですが、外観のボロさには目をつぶっても、最近は2ストゆえの青い煙と燃費の良くないところなど、環境面や懐にも優しくないと感じていました。また自賠責も来年で切れることもあり、遅くとも来年には手放すつもりでいました。
その後1週間考え、アドレスを手放すことにし、昨日バイク店に持って行きました。
「最近は燃費悪いからって、2ストのスクーターは人気ないんだよねぇ~。5000円でどう?」と言われ、「廃車にする手数料を払うのに比べたら」と思い、手放すことにしました。(まあ、元々買った値段も2万円でしたし・・・)
思い出は尽きませんが、次のオーナーの足として活用されればと思っています。