改めて振り返ると…

 Yuiz さんのコメントを読んで、改めて右直事故の怖さを実感しました。

 私の場合は、右折でスーパーの駐車場に入ろうとしていた車でしたので、スピードも出ていませんでしたのでとっさに右にハンドルを切り、車の左側面を擦るような形でかろうじて回避できました。

 若い女性ドライバーは、駐車場から出ようとしていた車に気を取られ、私のスクーターが全く見えていなかったそうです。

 今振り返ると、交差点でなかったのが幸いだったと思います。交差点というところは、一瞬の隙を見ていきなり右折して来る車が多く、自動車に乗っていても「危ない!」と思う事が時々あります。

 免許の更新時には「かも知れない運転」の話をされますが、私は一歩先を考え、「きっと来るぞ!運転」を意識するようにしています。

 お互いある程度のスピードで動いていて、意思の疎通などできません。まして自動車に乗る人には、バイクに乗ったことがない人が圧倒的に多いですので、バイクを「自転車プラスアルファ」くらいにしか思っていない人も多い気がします。

 心地よい風を感じながらも、しっかりした装備と危険と隣り合わせだという意識を忘れずに、末長くバイクライフを楽しみたいですね。

 

 

先輩ライダーの心得から

 昨年、実家のリフォーム工事でお世話になった工務店の社長が、その後の実家の様子を見に来てくれました。

 リフォーム箇所の確認が終わると、バイクの話になりました。

 還暦をとうに過ぎているのですが、バイク歴40年近いということで、乗り継いだバイクの数も40数台ということでした。

 事故や転倒などで、骨折や入院したことがある話もしてくれました。そして「〜さん。バイクは、風にもさらされながら走るけど、それは車のように守るものがない中で走っているということだから。危険と隣り合わせだということは、いつも肝に銘じていなくてはいけない。」と言って、数年前の事故の話をしてくれました。

 国道を走っていた時、すぐ先のガソリンスタンドから、突然大型トラックがよく確認せず道路に出て来たそうです。すぐに急ブレーキをかけましたが間に合わず、トラックの側面に衝突か!?というところで、車体を倒して自分から転倒する道を選んだそうです。

 「あのまま行ってたら、頭からトラックに突っ込んで、死んでいたかも知れない。でも転倒したことで、鎖骨の骨折で済んだ…とっさの判断だった。大きい車に乗っていると、我々ライダーの速度やバイクとの距離が、実際より遅く、遠くに見えるらしい…」

 これまでスクーターでは、2度ほど事故に会いました。幸いスピードが出ていなかったので、怪我をしたことはありませんが、いずれも車側の一時停止箇所での不停止や、右折時に確認せずに曲がって来たことによるものでした。

 自分も危ない目にあって意識していたつもりでしたが、先輩ライダーの実体験に基づいた教えは、心に染みるものでした。

 今週末、CBRを実家に取りに行くことにしていますが、今季はこれまで以上に安全に気をつけ、バイクと楽しく過ごしたいと思っています。

バイクの神様はいる!?

 道北に住む息子は、先週の土曜日もツーリングに出かけたそうです。

 同じ会社の「初期型のヤマハRZ250」に乗る先輩の先導で、およそ300kmほどを走って来たそうです。

 天気も良く、名所で写真を撮ったり、名物を食べたりして楽しく過ごして来たようです。

 ところが翌日の朝、息子から電話がありました。「大変だ!バイクの後ろタイヤがパンクしてる!どうしよう?」ということでした。

 バイクを買った「レッドバロン」では、レッカーサービス付きの保険に加入していたことを思い出し、すぐに「レッドバロン」に連絡するように言いました。

 数時間後、レッカー車がやって来て1時間強の街にある「レッドバロン」に運ばれて行きました。

 タイヤは中のワイヤーが見えるほどの穴があいており、交換とタイヤの廃棄量で五万数千円の費用がかかったそうです。

 息子は「痛い出費だ〜😂。自動車のタイヤより高い!」と嘆いていました。

 確かにパンクしたことは、不運でしたが、「ツーリング先で、特にカーブを走っている時にパンクしていたら?」と考えると……

    帰ってからパンクしたのは、「不幸中の幸い」なのかも知れません。

 比較的神や仏を信じる、信心深い方ではありますが、「バイクに乗る息子を守ってくれた神様」のような存在を改めて感じた出来事でした。

 

普通2輪免許の教習を思い出して…

 ネットのバイク記事を読んでいますと、ある女性ライダーの書いた記事に、普通2輪免許の事前審査について書かれていました。

 まず、倒れたエンジンガード付きのCB400SFを起こすところから始まりました。コツは掴んでいたようですが、実際にやってみるとなかなか上手くいかず、3回くらいで何とか起こせて、合格!さらに続くセンタースタンド立ては、テコの原理で、1回で立てることができて合格したそうです。

 私が普通2輪免許(当時は中型2輪)を取った頃を思い出しますと、ブレーキが錆び付いて押すと音が鳴るような不動車で、①8の字の引き回し②倒れた車体の引き起こし③センタースタンド立ての3つの事前審査がありました。「これができなかった方は、小型2輪免許の教習にまわってもらいます。」と言われましたので、プレッシャーを感じながらの審査でした。

 幸いこの審査に落ちた人はいませんでしたので、全員が教習を受けて卒業して行きました。

 ちなみに当時、教習がなく、一発試験しかなかった「大型2輪免許の事前審査」では、真実かどうかは不明ですが、タンク内部をセメントで固め、重量をカサ増しした750が使われていたという噂がまことしやかにささやかれていたことも思い出しました。😁

250ccバイクがクウォーターと呼ばれた頃

 一足早くバイクシーズンに入った息子でしたが、数日前は氷点下まで気温が下がり、バッテリーがあがらないかと心配して電話して来ました。しかし、また週末は、20度近くまで気温が上がるようですので、大丈夫だと伝えました。

 さて、久しぶりに書店に行きますと、様々な「懐かしのバイク」を特集した雑誌が並んでいました。一冊手にとって開いてみますと、ある250ccのモデルを形容した「クウォーターマルチ」という見出しが見えました。

 「750をナナハン」「50をゼロハン」という愛称で呼んでいた流れで、「250をニーハン」と呼んでいたこともありました。

 しかし80年代当時、輸出モデルではありましたが「1000ccで6気筒エンジンのCBX1000」が登場したことで、その4分の1である250ccを「クウォーター バイク」と、あるバイク雑誌が名付けたことがきっかけだったと記憶しています。

 1$の4分の1の25¢硬貨を「クウォーターdollar」と呼んでいたところにも関係があるのかも知れませんが、なかなかいい響きでした。

 残念ながら、昔ほど250クラスの車種が多くないせいか、最近では「クウォーター バイク」という呼び方はあまり聞かなくなりました。

 今や1000ccどころか、2000ccにまで迫る排気量のバイクがある時代ですから、「何を基準にしたクウォーター」なのかがわからなくなってしまったのかも知れません。

 ただかつてのバイクブームの中、250ccをこよなく愛していた私と同じような年代の方々にとっては、「クウォーター バイク」という呼び名に、なんとも言えない懐かしさを覚えます。

春来たりなば、息子の「バイクシーズンスタート!!」

 夏と冬の気温差が非常に大きいのが、北海道の内陸の特徴です。

 冬は最低気温が−20℃を下回るかと思えば、夏は30℃を越える日が続きます。

 一週間前くらいから週末の気温が20℃近くまで上がることを確認していた息子は、昨日、バイク店に預けていたバイクを引き取りに行き、早速隣町まで1時間強の今季初ツーリングに行ったそうです。

 先月末までは、アパート横のバイクを停めていたスペースに、大きな雪のかたまりがあったようですが、バイクを置く場所を確保するために、毎日その雪山を少しずつ崩したそうです。

 バイク店の人には、「へぇ〜本当にもう持って行くのかい?まだ寒いんじゃないの?😊」と言われたそうですが、昨日も今日も家の中は暑いくらいと言っていましたので、おそらく今日も走りに行っていることでしょう。

 私も気温を確かめながら、来週あたりには、バイクを実家から持って来たいと思っています。

 それにしても息子のバイク好きは、もう「私譲り」を遥かに超えているようですね。😁

黄色いナンバーがなくなる日…

 雪解けが進み、カブやスクーターが走るのを見かけるようになりました。

 職場に近い事務所によく停まっていた、70ccくらいのカブを、今年初めて見ました。

 記憶では、51cc〜90ccまでが「黄色いナンバープレート」がつくのではなかったかと思います。

 昔は「80ccクラス」のスポーツバイクが何種類もありましたし、カブやスズキのバンバンには、90ccモデルがありました。中には50ccにほんの僅かの排気量をプラスした「スズキ ランディー55」というモデルもありました。

 しかし例の排ガス規制により、新規格の原付一種が125をベースにすることになったことからも、70や90くらいのエンジンで排ガス規制をクリアすることも難しいのだと思います。

 ちなみに今新車で買える原付二種の中で、一番排気量が小さいのは、110ccでした。

 ということは、黄色いナンバープレートがつけられるバイクは、おそらく今後はなくなっていくのではないでしょうか?

 軽自動車の世界でも、ラグビーワールドカップやオリンピックにちなんだ「白いナンバープレート」が選べるようになり、軽に乗る人が、あえて黄色いナンバープレートを選ばなくなったということがありました。

 バイクに話を戻しますと、「アニメ スーパーカブ」の中では、主人公の高校生が、カブをボアアップして、黄色いナンバープレートに付け替える場面がありました。

 もしかするとこれからは、黄色いナンバープレートを付けたバイクは、ボアアップしたバイクくらいになり、非常にレアな存在になって、いずれはなくなってしまうのではないでしょうか?